拡張デバッグ (トランスポートおよび IPMON トレースなど) では、パラメーターを HTML ファイルの APPLET タグに追加することが必要です。これらのパラメーターは、デプロイメント・ウィザードの「拡張オプション」 > 「問題判別」ウィンドウで追加できます。ただし、直接 HTML コードを編集することによって、手動で追加することもできます。パラメーターを手動で追加するには、以下の手順に従ってください。
TraceOptions
パラメーターは既に、問題判別対応・クライアント (defaultdebug.html
) の APPLET タグに追加されていますが、コメント化されています。これらのクライアントのどちらかで IPMonitor
パラメーターを使用するには、テキスト・エディターでこのパラメーターのコメントを外してください。
デプロイメント・ウィザードで編集できるのは、デプロイメント・ウィザードで作成したファイルだけです。デプロイメント・ウィザードでは、問題判別対応・クライアントを編集できません。 |
TraceOptions
パラメーターを、デプロイメント・ウィザードを使用せずに作成した HTML ファイルに追加するには、その HTML ファイルをテキスト・エディターで編集します。まずセッションに、問題判別コンポーネントが組み込まれている必要があります。変更前:
<APPLET archive="hod.jar,sccbase.jar" CODE="com.ibm.eNetwork.HOD.HostOnDemand.class" WIDTH=584 HEIGHT=450>
を、以下のように変更します。
<APPLET archive="hoddbg.jar,sccbase.jar" CODE="com.ibm.eNetwork.HOD.HostOnDemand.class" WIDTH=584 HEIGHT=450>
次のパラメーターを APPLET タグに追加します。
<PARAM NAME=TraceOptions VALUE="[<option_tag=<option_value>,...]">例えば、
<PARAM NAME=TraceOptions VALUE="SaveLocation=Local,OutputFile=c:\temp\trace.tlg,HOD.Session=3">はトレース機能を開始し、
HOD.session
モジュールをレベル 3 でトレースし、トレース・ファイルをクライアント上の c:\temp\trace.tlg
に保存します。
VALUE= の後に続くストリングは引用符で囲んでください。引用符がないと、Z and I Emulator for Web サーバーはスペースを検出した時点でストリングの解析を停止します。これにより、設定する必要のある TraceOptions 設定のいくつかが、Z and I Emulator for Web サーバーによって破棄される可能性があります。 |
トレース・オプション | サポートされる値 | 説明 |
---|---|---|
機能、コンポーネント、およびレベル | HOD.JNILoad=1,2,3 |
トレース可能な Z and I Emulator for Web コンポーネント。トレース対象のモジュールについては、HCL サービス技術員に連絡してください。数字 1、2、および 3 は、記録されるメッセージのタイプを表します (1 は通知、2 は警告、3 はエラー)。 |
保存位置 | SaveLocation=Server,Local |
トレース・ファイルをクライアント・マシンに保存するのか、Z and I Emulator for Web サーバー・マシンに保存するのかを決定します。SaveLocation を指定しないと、トレース・ファイルは Z and I Emulator for Web サーバー・マシンの private ディレクトリーに保存され、SVRLOGANDTRACE.[user_name].user (user_name は Z and I Emulator for Web セッションにログオンしたユーザー ID) という名前で保存されます。 |
ローカル出力ファイル | OutputFile=x:filename.trc |
SaveLocation=Local である場合に、トレース・ファイルの名前および位置を指定します。SaveLocation=Server の場合、ファイルは Z and I Emulator for Web サーバーの private ディレクトリーに保存され、SVRLOGANDTRACE.[user_name].user (user_name は Z and I Emulator for Web セッションにログオンしたユーザー ID) という名前で保存されます。 |
トレース項目数 | NumberOfTraceEntries=1024 |
トレース・ファイル内のトレース項目数を制限します。 |
IPMonitor
パラメーターは既に、問題判別対応・クライアント (defaultdebug.html
) の APPLET タグに追加されていますが、コメント化されています。これらのクライアントのどちらかで IPMonitor
パラメーターを使用するには、テキスト・エディターでこのパラメーターのコメントを外してください。
デプロイメント・ウィザードで編集できるのは、デプロイメント・ウィザードで作成したファイルだけです。デプロイメント・ウィザードでは、問題判別対応・クライアントを編集できません。 |
IPMonitor
パラメーターを、デプロイメント・ウィザードを使用せずに作成した HTML ファイルに追加するには、その HTML ファイルをテキスト・エディターで編集します。セッションに、問題判別コンポーネントが組み込まれている必要があります。変更前:
<APPLET archive="hod.jar,sccbase.jar" CODE="com.ibm.eNetwork.HOD.HostOnDemand.class" WIDTH=584 HEIGHT=450>
を、以下のように変更します。
<APPLET archive="hoddbg.jar,sccbase.jar" CODE="com.ibm.eNetwork.HOD.HostOnDemand.class" WIDTH=584 HEIGHT=450>
次のパラメーターを APPLET タグに追加します。
<PARAM NAME=IPMonitor VALUE="[<option_tag=<option_value>,...]">
例えば、Z and I Emulator for Web デスクトップで「3270 to myhost」という名前のセッションのアイコンを右クリックすると、
<PARAM NAME=IPMonitor VALUE="SessionName=My Session,TraceFile=c:\mydirectory\trace.trc">によってオプション「IPMonitor でのセッション開始」がメニューに追加されます。このオプションを選択すると、セッションが開始され、また IPMonitor も開始されます。トレース・ファイルは
c:\mydirectory\trace.trc
に保存されます。
VALUE= の後に続くストリングは引用符で囲んでください。引用符がないと、HTML パーサーはスペースを検出した時点でストリングの解析を停止します。設定する必要のある IPMonitor 設定のいくつかが、HTML パーサーによって破棄される可能性があります。 |
このパラメーターの使用法を示す、サンプル・ファイル ipmon.html
も用意されています。これは、x:\zieforweb\lib\samples\IPMonitor
ディレクトリーにあります。
トレース・オプション | サポートされる値 | 説明 |
---|---|---|
SessionName |
セッション・プロパティーに表示されるとおり、またセッション・アイコンの下に表示されるとおりに正確なスペルで表記された、Z and I Emulator for Web デスクトップ上の任意のセッション名。 | IPMonitor と一緒に開始するセッションの名前を指定します。セッション名が指定されていない場合、IPMonitor はログオンした Z and I Emulator for Web デスクトップに定義されている 3270 ディスプレイ、5250 ディスプレイ、および VT ディスプレイのすべてのセッションで実行可能です。 |
TraceFile |
任意の有効なファイル名。 | IPMonitor トレースが保存される先のトレース・ファイル名を指定します。ファイル名が指定されていない場合、IPMonitor はトレース・ファイルを、JVM システム・プロパティー「user.dir」に指定されているパスの output.tlg に保存します。 |
セッション・アイコンの開始メニューで「IPMonitor でのセッション開始」を選択すると、まず IPMonitor v1.0 for Java (自動モード) が起動し、次にセッションが開始されます。
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